展望台から町石道へは少し戻って右(展望台に寄らなければ左)の柿畑の中へと入っていきます。右手に和泉山脈、左手に高野の山並みが望め町石を据えた景色では一番の眺望といわれる163町石から振り返っての展望を堪能したら、なおも右手に広がる紀ノ川流域から和泉山脈を見つつ歩を進めます。162町石を過ぎると舗装路も途切れ地道に変わり山道を歩く楽しみとなり、156町石手前は少し広くなって右へと下る道が分かれ、古びた道標もあって古道らしさが感じられます。
展望台を振り返ってみたところです。
165町石
左側の少し高い所にあります。
164町石
町石と回りの風景の最も奇麗なところといわれている163町石付近です。上の写真は振り返って見た所で、この辺りは慈尊院側に向かって下るとず〜っと展望がつづきます。
162町石
161町石(写真左上)
160町石
159町石
158町石
左側の少し高い所にあります。
157町石
157町石からの紀ノ川流域と和泉山脈の眺望で、紀ノ川に架かる橋は三谷橋です。この橋を渡って三谷坂(勅使坂)を越えて天野の里に出て丹生都比売神社の参拝後、二ツ鳥居で町石道に合流するコースも古くからよく利用されてきました。今は「平成の町石道」と名付けられています。
右下に道標と正面奥に156町石が見えます。
道標には「右:慈尊院、左:山崎」と書かれていて、慈尊院に向かって建っています。
156町石
154町石手前には赤い鳥居があって扁額には「正一位稲荷宗五郎大明神」とあります。お稲荷さんはすべて正一位だそうです。154町石は破損して残った古い町石と新しく再建された町石が並んで建っており、これからもこういうケースにはよく出会うことになります。154町石を過ぎるとすぐに雨引山(477m)への分岐があります。往復30分もかからないので行ってみるのも一興ですが、展望はほとんどありません。153町石と152町石は左手のかなり高い所に建てられています。1町間(約109m)は短いのでうっかりしたり、見つけにくい場所にあったりするとつい行き過ぎてしまいます。148町石と147町石の間に少し広い空間があってベンチが置かれ、お大師さんの像が祭られています。しばらく平坦な気持ちのいい杉林の中を行くと144町石と一里石が並んで建てられており、ここまで慈尊院から1里(約4km)進んだことになります。
155町石(写真左上)
154町石は2基並んで建っています。
154町石の手前に正一位稲荷宗五郎大明神の鳥居と祠があります。
鳥居と154町石と町石道。この先に雨引山への分岐案内板があります。
雨引山への分岐(雨引山へは左、町石道は右)
雨引山
153町石
左手かなり上にあります。
時折開ける展望が楽しみです。
152町石
左手かなり上にあります。
151町石
150町石
149町石
148町石
少し広くなった所にベンチとその先に弘法大師の像が祭られています。
弘法大師の像
147町石
146町石
145町石
144町石(奥)と一里石(手前)が並んで建っています。